作品紹介
後日。
郁夫から一本の電話が入った。
「写真のこと、覚えているか? ホテルで話をつけよう。来い」
菜月は一瞬、息を止めた。スマホの中に残っている映像と写真が、頭の中をよぎる。断ればどうなるか——考えた末に、彼女は小さく「……わかりました」と答えた。
指定されたビジネスホテルの一室。
ドアを開けた郁夫は、すでに待ち構えるように座っていた。油ぎった顔に薄い笑みを浮かべ、菜月をじろじろと眺める。
「よく来たな。素直でよろしい」
菜月は玄関で靴を脱ぎながら、胸の奥で悠真の顔を思い浮かべていた。出張中の彼に、こんなことをしている自分が許せなかった。それでも足は止まらず、部屋の奥へ入っていく。
郁夫は面倒な前置きをほとんどせず、菜月の服に手をかけた。
彼女は拒否の言葉を口にしかけて、結局何も言わなかった。ただ俯いて、彼のなすがままに身を預ける。
服を一枚ずつ剥がされ、ベッドに横たえられる。
郁夫の手が、遠慮なく彼女の身体を弄んだ。胸を掴み、腰を撫で、敏感な場所を執拗に刺激する。菜月は唇を噛み、声を殺そうとしたが、徐々に抑えきれなくなっていく。
「声、出せ。俺にイかされてるところ、ちゃんと見せろ」
命じられるように言われ、菜月は羞恥に顔を赤くしたまま、喘ぎ声を漏らした。体は正直で、嫌だと思いながらも熱を帯び、腰が小さく震える。郁夫はそれを見て満足げに笑い、さらに深く、容赦なく責め続けた。
「悠真には、こんな風にされてないだろ? 俺の方が上手いだろ」
その言葉が、菜月の罪悪感をさらに煽る。なのに身体は反応し、あっさりと絶頂に達してしまった。腰を跳ねさせ、声を上げてしまう惨めな姿を、郁夫はじっくりと観察していた。
「ほら、イったな。彼氏より俺の方がいいって、身体が言ってるぞ」
菜月は腕で顔を覆い、涙目になりながらも、それ以上抵抗しなかった。
その夜、郁夫は彼女を好き放題に扱った。体位を変え、何度も果てさせ、満足するまで手放さなかった。
悠真が出張から戻るまでの数日間。
菜月は郁夫に何度か呼び出され、同じホテルの部屋で身体を重ねた。最初は「これが最後」と思っていたのが、回を重ねるごとに断りきれなくなっていく。罪悪感は消えない。けれど、郁夫に触れられるたびに、体が熱を思い出してしまう自分がいた。
出張を終えて戻ってきた悠真は、いつも通り短く「ただいま」とだけ言った。
菜月は笑顔で出迎えながら、胸の奥で何かが決定的に変わってしまったことを、はっきりと自覚していた。
悠真の知らないところで、彼女はすでに郁夫のものにされきっていた。
郁夫から一本の電話が入った。
「写真のこと、覚えているか? ホテルで話をつけよう。来い」
菜月は一瞬、息を止めた。スマホの中に残っている映像と写真が、頭の中をよぎる。断ればどうなるか——考えた末に、彼女は小さく「……わかりました」と答えた。
指定されたビジネスホテルの一室。
ドアを開けた郁夫は、すでに待ち構えるように座っていた。油ぎった顔に薄い笑みを浮かべ、菜月をじろじろと眺める。
「よく来たな。素直でよろしい」
菜月は玄関で靴を脱ぎながら、胸の奥で悠真の顔を思い浮かべていた。出張中の彼に、こんなことをしている自分が許せなかった。それでも足は止まらず、部屋の奥へ入っていく。
郁夫は面倒な前置きをほとんどせず、菜月の服に手をかけた。
彼女は拒否の言葉を口にしかけて、結局何も言わなかった。ただ俯いて、彼のなすがままに身を預ける。
服を一枚ずつ剥がされ、ベッドに横たえられる。
郁夫の手が、遠慮なく彼女の身体を弄んだ。胸を掴み、腰を撫で、敏感な場所を執拗に刺激する。菜月は唇を噛み、声を殺そうとしたが、徐々に抑えきれなくなっていく。
「声、出せ。俺にイかされてるところ、ちゃんと見せろ」
命じられるように言われ、菜月は羞恥に顔を赤くしたまま、喘ぎ声を漏らした。体は正直で、嫌だと思いながらも熱を帯び、腰が小さく震える。郁夫はそれを見て満足げに笑い、さらに深く、容赦なく責め続けた。
「悠真には、こんな風にされてないだろ? 俺の方が上手いだろ」
その言葉が、菜月の罪悪感をさらに煽る。なのに身体は反応し、あっさりと絶頂に達してしまった。腰を跳ねさせ、声を上げてしまう惨めな姿を、郁夫はじっくりと観察していた。
「ほら、イったな。彼氏より俺の方がいいって、身体が言ってるぞ」
菜月は腕で顔を覆い、涙目になりながらも、それ以上抵抗しなかった。
その夜、郁夫は彼女を好き放題に扱った。体位を変え、何度も果てさせ、満足するまで手放さなかった。
悠真が出張から戻るまでの数日間。
菜月は郁夫に何度か呼び出され、同じホテルの部屋で身体を重ねた。最初は「これが最後」と思っていたのが、回を重ねるごとに断りきれなくなっていく。罪悪感は消えない。けれど、郁夫に触れられるたびに、体が熱を思い出してしまう自分がいた。
出張を終えて戻ってきた悠真は、いつも通り短く「ただいま」とだけ言った。
菜月は笑顔で出迎えながら、胸の奥で何かが決定的に変わってしまったことを、はっきりと自覚していた。
悠真の知らないところで、彼女はすでに郁夫のものにされきっていた。