作品紹介
後日。
職場の倉庫で、悠真は郁夫を呼び止めた。
いつものように淡々とした声だったが、目だけは少し鋭く光っていた。
「……話がある」
郁夫は伝票を持ったまま振り返り、ニヤリと笑った。
「おう、どうした。まだあの件で荒れてんのか?」
「菜月は、どこにいる」
「知るかよ。もうお前の彼女じゃねえからな」
悠真の眉が、わずかに寄る。郁夫は構わず続けた。
「全部、合意の上だぞ。あいつから『悠真とはもう無理』って自分で言ってきたんだ。今後は俺と付き合うことになった。文句あるか?」
周囲の社員たちが、仕事の手を止めずに耳をそばだてている。悠真は拳を軽く握ったが、声を荒げることはなかった。
「……連絡がつかない」
「当たり前だろ。お前にはもう用がないってことだ。諦めろ」
郁夫は肩をすくめ、悠真の肩を軽く叩きながら通り過ぎていった。
「仕事しろよ、主任候補さんよ」
悠真はしばらくその場に立ち尽くしたあと、黙って作業に戻った。
スマホを取り出し、菜月の連絡先に何度か発信してみるが、呼び出し音が鳴るだけで、出る気配はなかった。
メッセージを送っても、既読はつかない。
菜月からの連絡は、その後も一切途絶えたままだった。
※サンプル動画
有料版では陰部のみモザイク処理
職場の倉庫で、悠真は郁夫を呼び止めた。
いつものように淡々とした声だったが、目だけは少し鋭く光っていた。
「……話がある」
郁夫は伝票を持ったまま振り返り、ニヤリと笑った。
「おう、どうした。まだあの件で荒れてんのか?」
「菜月は、どこにいる」
「知るかよ。もうお前の彼女じゃねえからな」
悠真の眉が、わずかに寄る。郁夫は構わず続けた。
「全部、合意の上だぞ。あいつから『悠真とはもう無理』って自分で言ってきたんだ。今後は俺と付き合うことになった。文句あるか?」
周囲の社員たちが、仕事の手を止めずに耳をそばだてている。悠真は拳を軽く握ったが、声を荒げることはなかった。
「……連絡がつかない」
「当たり前だろ。お前にはもう用がないってことだ。諦めろ」
郁夫は肩をすくめ、悠真の肩を軽く叩きながら通り過ぎていった。
「仕事しろよ、主任候補さんよ」
悠真はしばらくその場に立ち尽くしたあと、黙って作業に戻った。
スマホを取り出し、菜月の連絡先に何度か発信してみるが、呼び出し音が鳴るだけで、出る気配はなかった。
メッセージを送っても、既読はつかない。
菜月からの連絡は、その後も一切途絶えたままだった。
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