作品紹介
春野 まひろ/19歳/大学1年生
田舎から出てきたばかりの、大学1年生。
黒髪ボブに、ほぼすっぴん。
駅の乗り換えにも、まだ毎回スマホの地図が手放せない。
男の人とちゃんと話したことなんて、ほとんどない。
新歓の帰り、「家、こっち?送るよ」と先輩に声をかけられた。
並んで歩く夜道、肩が触れるたびに心臓がうるさくて。
「ちょっと寄ってく?」
断る理由が、見つからなかった。
先輩の部屋の、ベッドの端。
膝の上で握った手が、ずっとほどけない。
初めてのキスは、思っていたよりずっと静かだった。
「……恥ずかしいから、あんまり見ないでくなさい」
ダボっとした服の下に隠していたのは、
誰にも見せたことのない、大人の体。
こわくないよ、と言われて、小さくうなずいた。
「……わかりました」
田舎から出てきたばかりの、大学1年生。
黒髪ボブに、ほぼすっぴん。
駅の乗り換えにも、まだ毎回スマホの地図が手放せない。
男の人とちゃんと話したことなんて、ほとんどない。
新歓の帰り、「家、こっち?送るよ」と先輩に声をかけられた。
並んで歩く夜道、肩が触れるたびに心臓がうるさくて。
「ちょっと寄ってく?」
断る理由が、見つからなかった。
先輩の部屋の、ベッドの端。
膝の上で握った手が、ずっとほどけない。
初めてのキスは、思っていたよりずっと静かだった。
「……恥ずかしいから、あんまり見ないでくなさい」
ダボっとした服の下に隠していたのは、
誰にも見せたことのない、大人の体。
こわくないよ、と言われて、小さくうなずいた。
「……わかりました」